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【滋賀県近江八幡市】名古屋から行く近江八幡一日観光まとめ

近江八幡は琵琶湖の東湖畔に位置し、近世には「近江商人」が活躍する商業都市として大いに発展していました。現在でも、当時の町並みが保存されており、その風情ある町並みは、時代劇の撮影地としてもよく使われています。

また、近江八幡周辺は、近江牛の産地としても知られています。近江牛は神戸牛・松阪牛と並ぶ日本三大和牛のひとつで、食用牛としては日本でもっとも古い歴史をもっています。古い町並み、歴史、和牛や和菓子といった食、日本酒、日本文化の体験からインスタ映えするおしゃれスポットまで、コンパクトなエリアに魅力が凝縮されています。

名古屋から近江八幡へのアクセス

近江八幡は名古屋と大阪のちょうど真ん中あたりに位置しています。

名古屋駅からはJR東海道本線を乗り継いで米原まで行き、米原からJR琵琶湖線に乗り換えて20分ほどで近江八幡駅に到着します。全行程で約1時間40分ほど、料金は1,980円。名古屋から米原まで新幹線を利用すれば約1時間に短縮できますが、特別料金が追加で1,760円かかかります。名古屋からの日帰りでも十分に近江八幡での観光を満喫することができます。

近江八幡の代表的な観光スポット紹介

1. 八幡山ロープウェイ

 

近江八幡観光は八幡山ロープウェイからスタートすると良いでしょう。

ロープウェイの駅は日牟禮八幡宮の参道の奥にあります。近江八幡駅からは約3キロ。歩くと30分以上かかるので、バスかタクシーを利用することをおすすめします。バスの場合、近江八幡駅の北口6番乗場から長命寺行きのバスに乗ってください。

ロープウェイで山頂までの所要時間は約4分程度。料金は往復でひとり890円。八幡山はそれほど高い山ではありませんが、周辺が開けているため、山頂からは琵琶湖を含めた周辺エリアが一望できます。

2. 村雲御所瑞龍寺

八幡山山頂でロープウェイを降りると、瑞龍寺につながる参道があります。

瑞龍寺はかつての八幡城の跡地にあり、豊臣秀吉の命で切腹させられた秀吉の甥、豊臣秀次のために建てられました。悲運の武将に思いを馳せつつ、境内を散策すると良いでしょう。散策に必要な時間は30分〜1時間程度。ロープウェイは15分間隔で運航しています。

また、瑞龍寺境内は紅葉の名所でもあり、毎年、11月中旬〜12月上旬頃は夜間ライトアップも行っています。

3. 日牟禮八幡宮

ロープウェイで八幡山を降り、山麓駅を出るとすぐに日牟禮八幡宮の門が現れます。

「八幡宮」と名のつく神社は日本全国で44,000社もあり、日牟禮八幡宮もそのひとつです。一般に、八幡宮とは武運の神様を祀る神社ですが、日牟禮八幡宮は当地の近江商人からも信仰を集め、栄えてきました。

4. 日牟禮茶屋

日牟禮八幡宮のすぐ隣には和菓子の老舗として有名なたねやが手掛ける日牟禮茶屋があります。

ここでは和菓子とともにティータイムを楽しむこともできますが、とくにランチがおすすめです。天気が良い日に八幡社の境内を眺めながら、外のテラス席で食事をすると最高です。小鉢に分けられた見た目にも楽しめる日本料理は2,000円〜6,000円まで、量に応じて数種類のメニューがあります。

5. 近江八幡の古い町並み

日牟禮八幡宮の参道を出ると、そこには近江八幡の古い町並みが広がっています。

近江商人の巨大な商家が連なる町並みがよく保存されており、旧西川邸など、一部は邸内を見学することもできます。豪商の邸宅は、江戸時代の最高峰の建築技術で作られています。町を散歩すれば、数百年前の近江商人の豊かさや暮らしを感じることができるでしょう。

6. 八丁堀めぐり

琵琶湖の湖水を用いた八幡堀は当初、八幡城の防衛目的で築かれていました。のちに琵琶湖と周辺地域を結ぶ水上交通や交易のために用いられるようになり、巨万の富をなした近江商人の力の源となりました。

 

現在でも、主に観光用として利用されており、八幡堀沿いでは複数の事業者が観光船を運営しています。料金はコースにもよるが30分〜40分程度のクルージングでひとり1,000円ほど。9時から17時くらいまで定期的に運航しており、貸し切りでなければ予約は必要ありません。

7.白雲観

また、日牟禮八幡宮の参道を出ると、その正面には白雲観があります。

白雲観は1877年に作られた学校でしたが、いまは観光案内所として使われています。白雲観自体も、日本の伝統的な建築技術と西洋の建築技法を組み合わせた興味深い建築で、一見の価値があります。

8. ラ・コリーナ近江八幡

日牟禮八幡宮の周辺からは約1キロ、徒歩15分ほどでラ・コリーナ近江八幡に着きます。

ラ・コリーナは、滋賀県エリア全域で観光客数が3年連続ナンバー1になった人気施設です。日牟禮茶屋と同じく、近江八幡に本拠を置く老舗の和菓子店であるたねやグループが手掛けています。

和菓子だけでなく、バウムクーヘンなどの洋菓子もラ・コリーナ内で製造しており、和と洋、それぞれのテイストに別れた飲食スペースが備えられています。たんにお菓子を食べたり買ったりするだけでなく、広大な施設を散策するのも楽しみのひとつ。童話の世界に出てくるような建物は、滋賀県でも屈指のインスタ映えスポットとして、いつも多くの観光客で賑わっています。

9. シャーレ水ヶ浜

日牟禮八幡宮の周辺から琵琶湖までは5〜6キロの距離があり、歩いていくのは難しいかもしれません。公共交通機関を使うとなると少し不便ですが、琵琶湖畔には「シャーレ水ヶ浜」というカフェがあり、すばらしい景観が楽しめます。

それほど寒くないシーズンであれば外のテラス席がおすすめです。琵琶湖にせり出したテラス席から、絶景を楽しみながら珈琲を飲むことができます。

10. 近江牛

近江八幡観光の最後はやはり近江牛で締めくくりましょう。

近江牛は肉質が柔らかく、滑らかな舌触りが特徴です。すき焼き、しゃぶしゃぶ、ステーキ、焼肉と、食べ方は選ばないので、お好みの調理方法で、他の和牛との違いを感じ取ってください。近江八幡市内には、1,000円くらいでカジュアルに楽しめるお店から10,000円を越える高級店まで、近江牛を売りにしたレストランが多くあります。観光客向けに早く閉まる店が多いので、事前にメニューや営業時間を調べていくといいでしょう。

まとめ

近江八幡は小さな町ですが、一日で多彩な観光が楽しめるとても魅力的な町です。名古屋からでも日帰りで気軽に遊びに行ける距離にあるので、ぜひ訪れてみてください。

*料金は2022年11月現在のものです

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