| Centrip 編集部

安曇野:名古屋から行く一日観光シリーズ⑦

安曇野について

安曇野は長野県の北西部に位置する。
安曇野の周囲には、標高3000メートル級の山がつらなる日本アルプスがそびえ立つ。

雪をまとった日本アルプスの風景、美味しい日本アルプスの雪解け水、その水を使って栽培されるわさび、美しい田園風景、澄んだ空気の中に静かにたたずむ美術館や工房、等々、見どころは多彩だ。美しい田園風景を見るために安曇野を訪れる外国人観光客も増えてきている。周辺には白馬や松本といった人気観光地もある。

名古屋から安曇野へのアクセス

名古屋から安曇野への移動は電車が便利だ。名古屋駅からワイドビューしなので松本駅へ行き、そこからJR大糸線に乗り換えて穂高駅で降りると、そこが安曇野観光の中心地だ。名古屋駅から松本駅までは約2時間、松本駅から穂高駅までは約30分で、料金は特急料金も含めて5,940円となっている。
名古屋-穂高の往復だけであれば通常のきっぷを購入すれば良いが、松本、長野、白馬など、安曇野周辺も巡るのであれば「信濃路フリーきっぷ」を購入する方が得だ。

穂高駅
穂高駅のロータリー

安曇野一日観光プラン

朝7時の名古屋発のワイドビューしなの1号に乗ると、10時前には穂高駅に到着できる。天気さえよければ、穂高駅周辺で自転車を借りて観光するのがベストだが、それほど広いエリアではないため、歩いて町をめぐりながら部分的にタクシーを組み合わせるのも良いだろう。

穂高神社

穂高駅を降りたら、駅のロータリーを抜け少し進んでみよう。右手に穂高神社が見えてくる。
穂高神社は安曇野の周囲を取り巻く日本アルプスとの関係が深く、「日本アルプスの総鎮守(日本アルプスの守り神という意)」と呼ばれている。
鳥居のそばには参拝前に手を清めるための手水舎があるが、日本アルプスの雪解け水を地下から組み上げたものであり、澄んだ水が美しい。広い境内からは、険しい日本アルプスの山並みを眺めることができる。

手水舎の龍
境内と神木とされる杉

安曇野の道祖神

穂高神社の参道には小さな石像が並んでいる。この石像は道祖神と呼ばれている。道祖神は道端に居る日本古来の神様で、その地域の守り神として大切に祀られてきた。
とくに安曇野には道祖神が多く、約600対の道祖神が居る。道祖神は安曇野のシンボルとなっており、この地域のマンホールの蓋のデザインにも採用されている。町のあちこちに散在する道祖神を探しつつ、一つ一つ異なる表情をのぞいてみるのも楽しい。

市役所正面の道祖神
マンホールの蓋にデザインされた道祖神

東光寺と等々力家の外壁

穂高神社を抜け、駅と反対方向に10分ほど歩いていくと東光寺という寺院がある。二階建ての山門と、山門周辺に置かれた巨大な赤い下駄が印象的だ。この下駄の上で記念撮影をすることもできる。
また、東光寺のすぐ近くには等々力家と言う古い建物が残っている。江戸時代には本陣(位の高い人たちのための宿泊施設)として利用されていた。いまは中に入ることができないが、重厚な白い外壁を通りから見ることはできる。

大王わさび農場

安曇野でもっとも有名な観光スポットと言えば、この大王わさび農場だろう。
大王わさび農場は日本最大規模のわさび農場であり、100年以上の歴史がある。北アルプスの湧き水を利用して、わさび栽培を行っている。整然と引かれた水路と緑色のわさびの葉とのコントラストが美しい。広大な農場は、黒澤明監督の映画『夢』のロケ地にもなった。

美しいわさび農場
三連の水車

農場内にはレストランも併設されており、「名物わさび丼」をはじめ、わさびの旨味を感じられる様々なメニューが楽しめる。また、わさび風味のソフトクリームやコロッケなども販売している。

名物わさび丼
わさび風味のコロッケ

碌山美術館

安曇野は芸術の町としても知られ、街なかには多くの美術館や工房が点在する。そのひとつが碌山美術館であり、安曇野出身の彫刻家、荻原碌山の作品を中心に展示している。荻原碌山は日本の近代を代表する彫刻家であり、「東洋のロダン」と称された。
美術館は複数の建物から構成されている。それぞれの建物を巡ることで、碌山の作風の変遷や交流のあった芸術家などを知ることができて興味深い。

碌山の作品「労働者」
美術館内の休憩スペース

そば処 上條

安曇野周辺は蕎麦の名産地として知られ、蕎麦の名店が多い。碌山美術館から5分ほど離れたところには、上條という蕎麦屋がある。その欧風の外観は一見すると蕎麦屋にみえないが、安曇野の天然水で作り上げた蕎麦は美味しく、評判が良い。

上條の外観
天恵そば

安曇野アートヒルズミュージアム

安曇野アートヒルズミュージアムは、エミール・ガレの作品を展示する美術館と、ガラス工房、ショップ、レストランを兼ね揃えた複合施設だ。
1階にある工房を2階からのぞける仕組みになっており、実際にガラス作品を作っている様子を見学することができる。ガラスの制作体験をすることもできる。事前予約の必要がない。

ミュージアムの外観
色鮮やかな商品が並ぶショップ

八面大王足湯

安曇野アートヒルズミュージアムの近くには、「しゃくなげの湯」という公衆浴場があり、その敷地内に、八面大王足湯という足湯施設がある。表情の異なる8つのお面が中心にあり、それを囲む形でお湯が張ってある。安曇野散策で疲れた足を温泉で温めると良いだろう。足湯は無料で、午前10時から午後8時までだれでも利用することができる。

まとめ

日本アルプスの雄大な自然と美しい田園風景が広がる安曇野。日本は山国であり、国土の70%以上を山地が占めている。そんな山国、日本の原風景を、この安曇野では感じることができる。都心部でのショッピングや寺社めぐりだけではない日本観光をこの安曇野で体験して欲しい。

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