| セントリップ・ジャパン編集部
中部でのドライブ旅⾏中に⽴ち寄りたいおすすめのサービスエリア特集
サービスエリア(SA)とは、⾼速道路を移動中に、トイレ休憩をしたり、給油をしたりするための施設ですが、⽇本のサービスエリアの魅⼒はたんなる休憩施設に留まりません。施設の外には屋台が並び、その⼟地ならではのグルメが旅の気分を盛り上げてくれます。また、⼀歩、施設の中に⾜を踏み⼊れれば、⼟産物が整然と並べられ、フードコートでは趣向をこらした地域の料理を味わうことができます。絶景を望めるスタバが併設されたサービスエリアもあります。
今回の記事では、中部エリアのドライブ旅⾏中に⽴ち寄りたいサービスエリアについて紹介します。ドライブ旅⾏では、サービスエリアに⽴ち寄ることそれ⾃体が旅の楽しみのひとつです。ぜひ記事を参考に、ドライブ旅⾏中の⾷事やショッピングを楽しんでください。
東海北陸⾃動⾞道 関 SA/⻑良川 SA
名古屋から郡上(夏は徹夜踊りで賑わい、冬はウィンタースポーツが楽しめる)や世界中から観光客の集まる⾶騨⾼⼭・⽩川郷へクルマで向かうには、東海北陸⾃動⾞道を利⽤するのがもっとも便利です。⾼⼭⽅⾯から名古屋市内に向かう途中、休憩に⽴ち寄るのにちょうどよいサービスエリアが関SAです。
関は古くから⼑鍛冶が集まり、「折れずに曲がらずよく切れる」⽇本刃が造られる刃物の名産地として有名でした。現在でも、包丁、ナイフ、⽖切り、はさみなど、様々な刃物が作られており、そんな有名産地の逸品を、この関 SA でも⼟産物として購⼊することができます。
また、レストランやフードコートも充実しており、⾶騨エリアの絶品メニューをいただくことができます。和⽜を存分に味わいたい⽅には、たっぷりの⾶騨⽜を柔らかいしぐれ煮に仕上げた「⾶騨⽜せいろ蒸し」が、麺類が好きな⽅には澄んだスープが特徴的な「⾼⼭ラーメン」がおすすめです。⾶騨⽜とスパイシーなカレーがたっぷり⼊った「⾶騨⽜⼊りカレーパン」や、地元の⽜乳で作られた「関⽜乳ソフト」も⼈気です。
なお、関 SA は⾼⼭⽅⾯から名古屋⽅⾯に向かう場合しか利⽤できません。名古屋⽅⾯から⾼⼭⽅⾯に向かう場合には、代わりに⻑良川 SA の利⽤がおすすめです。
中央⾃動⾞道 恵那峡 SA
名古屋のある愛知県を内陸沿いに結ぶ中央⾃動⾞道は、江⼾時代の旅⼈が歩いた中⼭道と親和性の⾼いルートです。名古屋から進んでいくと、このルート沿いには、美しい宿場町である⾺籠宿・妻籠宿、⽇本⼀の星空として知られる阿智村、雄⼤な⾃然の楽しめる千畳敷カール、そして神秘的な湖である諏訪湖など、魅惑的な観光スポットが並んでいます。
そんな中央⾃動⾞道で、まずおすすめするのが恵那峡 SA です。名古屋市内から⾼速道路で 1 時間ほどの距離にあり、⾏きも帰りも休憩ポイントとして⽴ち寄るのに便利なスポットです。
恵那峡 SA のフードコートでは、「特選うなぎの蒲焼重」や「恵那 G ライス」などのボリュームのあるメニューが⼈気。しっかりと⾷事を摂って、このあとの楽しい観光に備えましょう。
また、この地域の特産の栗をふんだんに使った和栗のジェラートも、ぜひとも味わっておきたい⼀品です。栗きんとんをはじめとする栗を使ったお菓⼦は、⼟産物としても売られています。
中央⾃動⾞道 諏訪湖 SA
恵那峡 SA から 1 時間 30 分ほど進み、岡⾕ JC を越えるとまもなく諏訪湖 SA に到着します。諏訪湖 SA は⼭々に囲まれた諏訪湖を⾒下ろす絶景のロケーションに位置するサービスエリアで、サービスエリア内のレストランやスタバの窓からは、湖とその向こうにそびえる⼭並みを⼀望することができます。
美しい⾵景を眺めながらの⾷事は最⾼のひととき。おすすめのメニューは、諏訪湖のある⻑野県全域の名産として知られる蕎⻨です。本場の蕎⻨は旨味抜群な上にヘルシーです。同じく、⻑野県の郷⼟料理である「おやき」とのセットで召し上がってください。
また、特産の⼯芸品として、⻑野県南部の⽊曽エリアで作られた漆器も売られています。漆器は和⾷⽂化に⽋かせない器で、シンプルな装飾のなかにある品のよい美しさが魅⼒です。丈夫な上に軽量なので、お⼟産にもぴったり。茶碗、箸、弁当箱など、あなたのお気に⼊りを⾒つけてください。
諏訪湖 SA の周辺エリアでは、上諏訪温泉などの良質な温泉があるほか、酒蔵巡りや諏訪⼤社四社巡りなど、⽇本の歴史・⽂化を満喫することができます。
⻑野⾃動⾞道 梓川 SA
中央⾃動⾞道の岡⾕ JCT からは、諏訪湖 SA ⽅⾯には向かわずに、分岐して⻑野⾃動⾞道に⼊ることもできます。⻑野⾃動⾞道を北上していくと、国宝松本城があり、乗鞍⾼原でのスノーシューも楽しめる松本市、善光寺のある⻑野市、そして、⽇本を代表するスノーリゾートである⽩⾺(安曇野 IC で⾼速を降りる)などがあります。
⻑野⾃動⾞道での休憩には、梓川 SA の利⽤が便利です。⾚い屋根のロッジ⾵の建物が特徴的なこのサービスエリアで、ぜひ味わっておきたいのが「信州サーモンバーガー」。信州サーモンは、内陸県である⻑野県で養殖されており、2023年の G7 外相会合のディナーでも振る舞われるなど、すっかり地域の特産ブランドとして定着しています。
⼟産物としては梓川 SAのある松本市ゆかりのものが⼈気です。「松本てまり」は、松本の伝統的な⼿⼯芸である⼿毬の雰囲気をそのままに、お菓⼦に仕⽴てたもの。あまりの⾒た⽬の可愛らしさに、⾷べてしまうのがもったいなくなりますが、チョコレートでコーティングされたカシューナッツはクセになる美味しさです。
新東名⾼速道路 岡崎 SA
東名阪⾃動⾞道 御在所 SA
おわりに
今回の記事では、⾼速道路に併設されているサービスエリアについて紹介しました。どのサービスエリアも、地域ごとに特徴ある⼟産物やレストランがあり、⾜を運ぶたびに、あたらしい発⾒があります。⽬的の観光地と併せて、サービスエリア巡りをあなたの旅の⾏程に付け加えてください。