| セントリップ・ジャパン編集部
【愛知県豊田市】冬に子連れで楽しめる2大スポット:旭高原元気村とストロベリーパークみふね
「せっかくだから「冬」らしい遊びがしたい」、あるいは「子どもに雪遊びをさせたい」。名古屋周辺でこう思ったとき、長野県や岐阜県のスキー場に向かうのも良いが、もっと気軽に、日帰りで冬を満喫する方法もある。
この記事では名古屋近郊で楽しめる二つの冬のアクティビティ、「雪そり」と「いちご狩り」について紹介する。冬の名古屋に滞在中の行き先選びの参考にして欲しい。
旭高原元気村 雪そりゲレンデ
まず向かったのは、名古屋市の東、豊田市にある旭高原元気村にある雪そりゲレンデだ。
元気村はキャンプ場やバーベキュー場があり、天体観測や動物とのふれあいなどもできる複合的なレジャー施設だ。冬期のみ、人工降雪機を使ったそり専用のゲレンデがオープンする。名古屋からの移動は車が基本となる。周辺は積雪の多い場所ではないが、路面が凍結していることもあるので、できれば冬用タイヤを装着しておくと安心できる。
元気村の雪そりゲレンデの魅力は、名古屋から近く、手軽に遊べることだ。名古屋市内から約1時間30分ほどのドライブで到着し、入場料わずか500円で1日遊ぶことができる。もしそりやウェアを持っていなくても、すべてレンタルすることができる(有料)。
そり滑り専用ゲレンデのため、スキーヤーやスノーボーダーに遠慮することなく、子どもたちがのびのびとそり遊びを楽しむことができる。
ゲレンデの滑走距離は約100メートル。子どもが雪そりで遊ぶには十分迫力を感じられる距離だ。滑走後は「動く歩道」に乗ってスタート地点に戻ってくることができる。ゲレンデを滑ってスタート地点に戻ってくるまでの一連の流れは10分程度。この日、子どもたちは飽きることなく何十往復も滑走を楽しんだ。
ゲレンデ内には雪遊びができる小さな広場もあり、子どもたちは思い思いに雪の感触を楽しんでいた。遠方のスキー場まで連れて行かなくても、近場で気軽に雪遊びを体験させることができるのは親としてとてもありがたい。
施設内にはレストランスがあり、子供向けのメニューも充実している。近くにあるダムの形を模したユニークな形のカレー(矢作ダムカレー)が名物だ。また、ゲレンデ周辺には屋台も出ており、地域の食材であるジビエの串焼きや五平餅などが売られている。雪景色を眺めながら外で食べるのも気持ちよさそうだ。
<営業期間および営業時間>
・12月上旬〜3月31日(年によって期間が変更する)
・9:00〜16:00
<入場料>
・入場料500円(3歳以上)
<レンタル料金>
・そり550円
・子ども用ウェア一式 3,500円
<名古屋からの車での交通アクセス>
・名古屋ICから愛知県道60号名古屋長久手線を長久手方面に約30分進む
・八草ICから猿投グリーンロード(有料道路)に入る
・力石ICまで約15分進む
・力石ICで降りて約40分進む
雪遊びを楽しむ子どもたちはまだまだ名残惜しそうだったが、せっかくなので、ゲレンデの近くでもうひとつの冬の遊びを体験してみよう。
いちご狩り:ストロベリーパークみふね
名古屋近郊の冬の子連れアクティビティとして、雪そりゲレンデと並んでおすすめなのがいちご狩りだ。今回は雪そりゲレンデと同じ豊田市内にある農場、「ストロベリーパークみふね」に向かった。猿投グリーンロード枝下ICの近くにあり、名古屋と雪そりゲレンデの中間あたりに位置する。
愛知県は隣接する静岡県とともにいちごの生産が盛んな地域だ。そのため、名古屋近郊にもいちご狩りができる魅力的な観光農園が数多くある。なかでもストロベリーパークみふねは、2021年にオープンしたばかりの新しい農場だ。農場内は写真に映えるスポットが多く、子ども連れだけでなく若い女性からも人気がある。
できたばかりの新しい農場ということもあり、施設は先進的だ。ハウス内の床は全面コンクリート張りになっており、土に直接触れることなくいちごを摘み取ることができる。衛生面での対応も徹底されている。
いちご狩りがスタートする前に、まず施設の利用方法やいちごの摘み方についての解説動画を見る(動画は英語字幕付き)。しっかりと手の消毒を済ませたら、いざ、いちご狩りスタート。制限時間は45分。時間内に思いっきりいちごを食べ尽くそう!
ハウス内はとても広い。熟れた食べごろのいちごの上には、いちごの形をした目印が付いているのでその付近を目指そう。人数が適切に制限されているせいか、食べごろのいちごが多い。なかにはびっくりするくらい大きないちごもある。
食べるスペースがハウス内に設けられているので、摘み取ったいちごを持って移動しよう。有料で練乳を頼むこともできるが、そのままでも十分に甘い。自分の手で苗からいちごを摘み、その場で食べる、という経験は、子どもたちにとってかけがえのない冬の思い出になる。
摘み取ったいちごはその場で食べるためのもので、ハウスから持ち帰ることはできない。農場内には売店があり、そこでおみやげのいちごを買うこともできる。売店の雰囲気はおしゃれでかわいらしい。ぜひ立ち寄ってみよう。
<料金>
・おとな2,300円(中学生以上(シニア割引あり))
・子ども1,700円(3歳〜小学生)
*時期によって料金設定が異なるので最新の情報はウェブサイト等で確認してほしい
おわりに
「雪そり」と「いちご狩り」、この日は名古屋近郊で冬のアクティビティを二つも満喫することができた。名古屋に戻る車のなか、子どもたちは気持ちよさそうに眠っていた。都市の中心部、雪そりゲレンデ、観光農園・・・楽しみ方の異なる魅力的な場所が日帰りで移動可能な範囲のなかにたくさんあることも、この中部地域の魅力かもしれない。
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